葬式の中には、通夜と葬儀・告別式が行われています。
しかしどれに参加したら良いかなど迷われたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、まず葬儀や告別式の意味や参列する際のマナーについて解説してまいります。
葬儀・告別式とは
通夜の後に行われる葬儀と告別式は近年一緒に行われることも多いですが、実はそれぞれ異なる儀式になります。
葬儀は死者を葬る儀式であり、遺族や近親者、親しかった知人や友人で行われるものであるのに対して、告別式は仕事関係者の方なども含め故人と縁のあった人が別れを告げるために行われる儀式になりますので、誰でも参列できる儀式になります。
そのため、一般の方は告別式に参加します。
葬儀に参列する際は、定刻よりも早めに行って着席しなければなりません。
また、葬儀に参列する場合は一般的に告別式にも参列します。
そもそも近年は葬儀と同時に行われることが多いので、どちらも出席されることが多くなっています。
ただし、万が一告別式に参列できない場合は、初めから末席に着くようにしてそっと席を外すと良いでしょう。
告別式のみに参列される場合は、決められた時間に伺い焼香をして拝礼します。
ただし、あまりにもギリギリの時間に伺うと出棺の準備に取り掛かっている可能性がありますので、あまりギリギリに伺うようにしましょう。
葬儀・告別式で気を付けておきたいマナー
葬儀や告別式では、コートやショール、帽子や手袋など一式は受付に着くまでに脱ぐのが故人に対する礼儀となっています。
クロークがある葬儀場であれば預けると良いでしょう。
万が一クロークのない葬儀場の場合は、手で持って参列します。
受付では簡潔に挨拶をして、香典を出し会葬者法名簿へ記帳をします。
ただし、前日に通夜へ参列していて香典を供えている場合は記帳のみ行うのです。
出棺の見送りや火葬場の見送りはどうすべき?
告別式が終わった後に、出棺の見送りをしますがやむを得ずに時間がない場合は帰っても問題はありません。
しかし、できる限り見送るように調整されると良いでしょう。
また、火葬場の見送りについては会葬者の自発的な気持ちで良いとなっていますが、依頼されることもあるでしょう。
故人と縁の合った方であれば、依頼をされなくても見送る意思の強い方が多いです。
ただし、頼まれていないのに火葬場の見送りをしてしまうと、精進落としの宴の人数に含まれていない可能性が出てくるので、事前に「火葬場までお見送りさせていただきます。」という旨を伝えると良いでしょう。
また依頼されてもどうしても都合が付かない場合は、丁重に断ると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
葬儀・告別式のマナーについてご紹介してきました。
万が一葬儀や告別式にどうしても参列できないといった場合もあるでしょう。
このような時は弔電を打つのがおすすめです。
電話もしくはインターネットから弔意電報の申し込みができますので、配達日・午前か午後の指定をして手配をしましょう。