法事に行く際に、服装や持ち物に悩む方は多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、法事に参列する際のご遺族の服装、ご遺族以外で呼ばれた方の服装や持ち物について解説していきます。
初七日から一周忌までのご遺族の服装
遺族は、男性の場合はブラックフォーマルが基本です。
女性の場合、ブラックフォーマルのほか、紺や黒のスーツに白のブラウスなどでも問題ありません。
ただし、ヒラヒラしたブラウスやスーツに金ボタンが付いているような華美なものはNGです。
女性の場合、故人の配偶者やご年配の方を中心に和装を召される方も少なくありません。
葬儀の際は喪服ですが、それ以降は色無地の着物に黒の喪服帯を身に着け、小物は黒一色にしましょう。
黒いバッグに金のボタンなど、華美なデザインのものは避けるようにします。
一周忌法要のご遺族の服装
一周忌法要のご遺族の男性の服装は、濃紺やグレーの無地のスーツに白いYシャツ、黒のネクタイもしくは濃紺などの地味な色のネクタイで問題ありません。
女性の場合、ブラックフォーマルではなく、紺やグレー、ベージュやダークブラウンなど地味な色で、派手なデザインの入らないスーツやワンピースを選びましょう。
和装の場合も、地味な色の着物と帯がおすすめです。
初七日から一周忌までのご遺族以外の服装
遺族以外はブラックフォーマルでなくてもかまいません。
男性なら、濃紺やグレーの無地のスーツに白いYシャツ、黒のネクタイでも大丈夫です。
女性の場合、濃紺やグレーの無地のスーツや、落ち着いたデザインのワンピースなどを着用しましょう。
和装の場合は色無地に喪服の黒帯か、地味な色目の江戸小紋に黒帯を合わせるスタイルもOKです。
ただし、小物は黒一色にしましょう。
一周忌を経た後の法要における服装
一周忌を終えると、その後は三回忌、七回忌と続くのが一般的です。
三回忌からはご遺族もご遺族以外のご親友なども、平服で問題ありません。
ただし、お寺での法要を行うことや法要の目的を考えれば、華美な服装は避けましょう。
黒や紺、グレーやダークブラウン、ベージュなどを基本にするのが無難です。
無地ではなく、地味なストライプが入っているスーツや同じ色味で地味な小花柄がデザインされたワンピースなどでもかまいません。
持ち物について
バッグ類は黒を基本にし、派手なものは避けましょう。
特にワンポイントでもゴールドや赤などの金具やデザインが入ったものは避けます。
黒一色が難しければ、シルバーなどが入ったものならかまいません。
アクセサリーは白またはブラックパールなどの真珠を基本にします。
法要にあたりお数珠も持っていきましょう。
まとめ
葬儀後はブラックフォーマルでなくても問題はありませんが、法事の目的を意識し、派手なものは避け、黒や濃紺、グレーなどを中心に無地のものを基本にします。
金や赤などの派手な色が入ったものは避けてください。