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法事・法要
離檀や改宗の定義や方法とは?

離檀(りだん)とは、檀家(だんか)となっているお寺の檀家をやめることです。
これに対して、改宗とは宗教や宗派を変えることです。
それぞれの定義や方法、離檀と改宗の関係性について見ていきましょう。

改宗とは

神社の桜

まず、改宗とは何なのかといえば、これまで信仰していた宗教から別の宗教に変えることや同じ宗教の中でも別の宗派に変えることです。
仏教からキリスト教や神道、イスラム教などに改宗することをはじめ、仏教の中で宗派を変えることも改宗です。
たとえば、真言宗から天台宗に変えるといったことです。
改宗するには、新たに信仰したい宗教や宗派ごとの手続きを経る必要があります。
たとえば、キリスト教に改宗するには洗礼を受けることが必要です。
なお、仏教徒の方が宗教や宗派を変えたい場合に、お墓が菩提寺にあるなど檀家になっている場合はどうすれば良いのでしょうか。
ほかのご家族や親族は改宗せず、そのままお墓を維持する人がいるならば、改宗したい方だけが改宗すれば良いだけです。
これに対して、改宗を希望する人が墓の唯一の継承者で、ほかに跡継ぎがいない場合や家族や親族全体で宗派を変えるといった場合には、離檀をしてから新たな宗教や宗派へ改宗する必要があります。

離檀するには

お寺にお墓を持っている場合や先祖代々、檀家としてお寺への寄進(きしん)などをしてきた場合、ご自身が檀家となっているつもりがなくても、檀家となっているのが一般的です。
離檀は改宗する場合だけでなく、お墓の承継者がいなくなり墓じまいをしたい時やお墓の移転である改葬をしたい時、寄付や檀家料といった金銭の支払いが難しくなった、信仰心がなくなったといった時に行うケースもあります。
離檀するには住職にお話をしたうえで、お墓がある場合はお墓を撤去し、更地にして返さなくてはなりません。
これまでのお礼として、離檀料を求められることも多いです。

離檀と改葬・改宗の手続き

書類に署名

菩提寺にお墓がある場合など、改宗するために離檀とお墓の改葬の手続きが同時に必要になるケースがあります。
この場合、ただ現在のお寺に離檀すると言えば良いのではなく、法令のルールに則った手続きが必要です。
現在のお寺にあるご遺骨を新たな宗派のお墓へ改葬しなくてはなりません。
そのためには、現在のお寺から埋蔵証明書の発行を受け、新たなお寺から受入証明書の発行を受け、現在のお寺を管轄する市町村に改葬許可申請を行い、改葬許可証をもらうことが必要です。
その後、お墓の魂抜き法要(たましいぬきほうよう・たまぬきほうよう)をしてご遺骨を取り出し、石材店に依頼してお墓の撤去を行い、更地にしてお寺にお返しします。
この際、離檀料を払うのが一般的です。

まとめ

離檀とは檀家となっているお寺の檀家をやめること、改宗とは宗教や宗派を変えることです。
改宗したり、お墓を移転する改葬を行いたい時、信仰心がなくなったり、檀家であり続けることが経済的に負担になった時などは、墓じまいや離檀料を支払って離檀をすることも可能です。

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