親族や故人と親しくていた方から、法事に招かれた時、どのように対応すれば良いのでしょうか。
出欠の連絡から、法事当日の対応まで確認していきましょう。
出欠の返事は速やかに
大人数で行われる法事であれば、ハガキや手紙で、小規模なものなら電話など口頭で日程や場所が伝えられることもあります。
いずれにしても、出欠の返信や返事は早めに行いましょう。
法事では法要後に会食をするのが通例であり、飲食の手配をしなくてはなりません。
ギリギリになってしまうと、飲食のキャンセルをする場合や無駄な費用を払ってしまうおそれもあるので、早めにお返事するのが礼儀です。
欠席する際に心がけたいこと
ご事情により、出席できない際は、欠席のハガキを出すことや電話で伝える際に喪中見舞いの言葉、ご遺族の近況を慮る一言を添えましょう。
お手紙を添えて、供物を贈る方法もあります。
一周忌までの法事の場合、まだ亡くなられて間もなく、ご遺族もお辛い状況にありますし、欠席される方も故人への想いが強く残されている段階です。
欠席のハガキや電話をしたうえで、お香やお菓子などの供物をお送りすると良いでしょう。
出席する際の供物について
法要に出席する際は、供物を持参するのが礼儀です。
古くは線香やろうそく、お菓子や果物、お花などの供物を持参していましたが、今は自宅外で法事が行われることが多く、既にお花などが用意されていることが多いので、現金を包むのが一般化しています。
現金の包み方は一周忌までは黒白の水引、三回忌以降は黄白や青白の水引でかまいません。
表書きは「御供物料」、「御香料」、「御仏前」とし、袱紗に包んで持参するのがマナーです。
卒塔婆供養をしたい時
法事にあたって卒塔婆を立てて供養をしたい時は、事前に連絡が必要です。
お寺に直接連絡をするのではなく、法事を主宰する施主に連絡しましょう。
卒塔婆料は事前に渡せるのであれば、施主に手渡してもいいですが、当日持参するのでも問題ありません。
その際は、供物料とは別に「御塔婆供養料」と表書きして、施主に手渡しましょう。
まとめ
法事に招かれた際は、会食の手配など準備がありますので、早めに出欠の連絡をしましょう。
欠席する際はご遺族への気持ちを伝える言葉を添え、一周忌までの法事なら、供物などを贈ると良いでしょう。
法事に出席する際は当日、供物料を包んで持参します。
卒塔婆供養をしたい時は、事前に施主に連絡をしておきましょう。