仏壇はどのようなタイミングで買いそろえれば、いいのでしょうか。
どのような仏壇をどのようにお祀りし、どのような仏具を揃えればいいのか、お悩みの方に、仏壇を求めるタイミングと揃えたい仏具についてご紹介します。
仏壇の意義と心の持ち方
仏壇は本家に置くもの、家族の誰かが亡くなったら買うものと思っていませんか。
仏壇には亡くなった方や先祖代々の御霊を祀る意味だけでなく、その家の守り本尊をお祀りする場でもあります。
そのため、家や家族を守り、心を穏やかにする心のよりどころとして設置しても問題はありません。
分家だから置けないわけではないのです。
仏壇のサイズと種類
仏壇を求める前に設置場所を決めましょう。
仏間がないご家庭の場合は置けるスペースによっても、設置できるサイズなどに制約が出てきます。
特にマンションや、1人暮らしの小さなワンルームなどは気を付けましょう。
宗派によって本尊が異なり、仏壇の飾り方なども違うことがあります。
わからない場合は仏壇業者に相談しましょう。
揃えたい仏具
仏壇に添える仏具もさまざまな種類がありますが、以下の種類が基本です。
三具足は香炉、燭台、花立で、一般家庭で最低限揃えたいものです。
五具足は香炉が1つに燭台と花立2対ずつの5アイテムで、仏教の正式な基本道具になります。
七具足は五具足に置き香炉と線香立てを加えたものです。
お仏壇の大きさや設置スペースによっては五具足を置くのが難しい場合もあるので、三具足を基本に、お鈴と線香立てがあると便利です。
仏壇を設置するタイミングと開眼法要
お仏壇を設置するタイミングは、特に決まりはありませんが、ご家族が亡くなって急いで買うという方も少なくありません。
よくあるタイミングは、お彼岸やお盆を迎える前や、亡くなった方の命日や年忌法要を迎える節目で揃える方が多いです。
お仏壇がご自宅に設置されたら、僧侶に自宅に来ていただき、開眼法要をするのが基本です。
お鈴の鳴らし方
お仏壇で拝む際、お鈴を鳴らしますが、どのように鳴らしていますか。
何となく鳴らしているという方も、いらっしゃるかもしれません。
お鈴は2回鳴らすのが基本です。
それぞれに意味があり、1回目は仏に慈悲を願う意味で軽く打ちます。
2回目は自分の信仰心を表し、仏への誓いを立てる意味で強めに打ちましょう。
2回鳴らすことで、自分の心と仏の心を1つにする意味を持ちます。
まとめ
仏壇を求める際はお彼岸やお盆、命日や年忌などのタイミングに合わせ、設置スペースと宗派を踏まえて求めましょう。
三具足などの仏具も揃え、開眼法要をしていただきます。