お墓を建てる際に、墓石の選び方で悩んでしまう方が少なくありません。
そこで、本記事では、墓石の種類や主な特徴について詳しく解説していきます。
墓石の選び方のポイントについても触れていきますので、参考にしてみてください。
墓石に用いる石材の種類や特徴
墓石に用いられる石材の種類は、300種類もあると言われています。
ここでは、国内産と海外産とに分けて、主な種類や特徴をご紹介します。
国産石材の種類
国産石材は、庵治石(あじいし)、本小松石(ほんこまついし)、大島石(おおしまいし)、真壁石(まかべいし)などがあります。
各石材の特徴は、以下の通りです。
庵治石
香川県の庵治地方で採掘される庵治石は、「花崗岩のダイヤモンド」と呼ばれるほどの高級石材です。
石の表面に斑の模様が浮かび上がり、研磨によって美しい艶が出るのが特徴です。
本小松石
神奈川県真鶴町で採掘される石材です。
水分を吸いやすく、時間が経つと変色する特徴を持っています。
大島石
愛媛県今治市の大島で採掘される石材です。
きめ細やかな美しい模様が特徴です。
真壁石
茨城県桜川市真壁地区で採掘される石材です。
白とグレーの美しい模様が特徴です。
採石量が多いため、比較的安価で入手できます。
海外産石材の種類
海外産の石材では、福建省産や黒竜江省産などの中国産が多く出回っています。
中国産の石材は比較して、価格が安いという特徴があります。
K-12
中国の黒竜省で採掘される石材です。
石肌の色が濃く、吸水率が低いといった特徴があります。
G688
中国の福建省で採掘される石材です。
硬さがあり、吸水性が高いという特徴を持つことから、外柵として用いられることが多い石材です。
墓石選びのポイント
墓石選びのポイントは、「石材の品質」と「価格」です。
品質にこだわるならば、国産の石材を選んだほうが満足度が高いでしょう。
ただし、国産石材の石材は、海外産と比較して費用が高くなりやすい傾向です。
コストを抑えたいのであれば、中国産の石材を選んでみると良いかもしれません。
墓石の種類についてのまとめ
ここまで、墓石の種類や特徴、選び方のポイントについて、お伝えしてきました。
墓石はずっと残り続けて、子孫に受け継がれていくものあるため、慎重に選びたいところです。
硬くて強度が高い墓石を選んでおくと安心です。
値段や見た目だけで決めずに、石材の質や耐久性なども見極めたうえで、最適な墓石を選んでみてください。