仏教の年間行事と言われて、思いつく行事はありますか。
お盆やお彼岸のお墓参りなどをイメージされる方が多いかもしれません。
この記事では、仏教に関し、多くのお寺で行われている年間行事をメインにご案内します。
お釈迦様ゆかりの年間行事

お釈迦様は仏教の開祖であり、宗派を問わず、お釈迦様に関連する年間行事が行われています。
中でも重要なのがお釈迦様の誕生、悟り、逝去の日に合わせて行われる三大会です。
花まつり
花まつりは4月8日に行われ、灌仏会(かんぶつえ)や降誕会とも呼ばれます。
お釈迦様が生まれた日を祝う行事で、日本では花が咲き誇る春の季節であることから花まつりとして親しまれています。
地域の子どもたちに仏教に触れてもらう機会でもあり、無病息災を願う甘茶やお菓子などが振る舞われることも少なくありません。
成道会
成道会(じょうどうえ)は12月8日で、お釈迦様が35歳で悟りを開かれた日とされます。
各寺院で修行を勤しみ、特別な経などが唱えられます。
涅槃会
涅槃会(ねはんえ)はお釈迦様が亡くなられた日とされ、2月15日です。
各寺院で、お釈迦様の最期の様子を描いたとされる涅槃図を掲げ、最後の教えを伝えるお経を唱えるのが習わしです。
文化や慣習化した仏教行事

仏教行事の中には、より民衆の文化や生活慣習に溶け込んだものもあります。
お彼岸
お彼岸は春と秋にあり、春分の日と秋分の日を真ん中にした7日間です。
お寺では彼岸会が行われ、檀家さんが参加できるところもあります。
彼岸会に参加するか否かを問わず、お墓参りをするのが習わしです。
お盆
お盆は年に一度、ご先祖様が戻ってくるとされ、お迎えからお見送りまで、ご家庭でさまざまな行事が執り行われます。
どのような行事をするかは、宗派というよりは地域やご家庭の伝統によっても異なります。
東京では7月13日~15日、地方では8月13日~15日が一般的です。
お寺では盂蘭盆会の法要を行うほか、各檀家さんの家を周って読経を行います。
檀家さんのお家に仏様がやってくるためです。
施餓鬼会
盂蘭盆の前後に施餓鬼会が行われます。
お盆に戻る家がない無縁仏のために、ご遺族に代わって飲食物などをお供えする行事です。
民衆信仰化した仏教行事

仏教信仰が薄れ、人々の祈りや願いが反映されて続けられている行事もあります。
除夜の鐘付き
年越し前になると全国各地の寺院で煩悩の数と言われる108回の鐘付きが始まり、新たな一年の始まりを祈念する行事です。
初詣
初詣はお寺に行く方、神社に行く方、いくつも行く方などさまざまでしょう。
もともとは恵方詣とも呼ばれており、その年の恵方の方角にあるお寺や神社にお詣りするのがおすすめです。
十三詣り
関西地方を中心に、関東でも地域によって馴染みがある行事です。
お子さんが数えで13歳になる節目に、虚空蔵菩薩を参拝すると、知恵が授かり、幸せな人生が送れると願って行われます。
四万六千日
四万六千日は観音菩薩の功徳日の一つで、この日にお参りするとご利益が四万六千日分になると言われています。
お寺では大きな縁日が開催されるなどし、ほおずき市が有名です。
六斎念仏
六斎念仏は京都内十五か所で伝承されている念仏踊りの行事です。
六斎とは悪鬼が現れて人の命を奪う不吉の日とされています。
それを払うために行われる行事です。
十夜法要
十夜法要は主に浄土宗や天台宗で行う法要の一つで、阿弥陀如来に感謝の念仏を唱える行事です。
現世で十日十夜善いことをすると、あの世の世界で千年善いことをしたのに勝るという、仏教の教えに由来します。
まとめ
仏教の年間行事には開祖であるお釈迦様に関するもの、先祖となった仏様を供養するお盆やお彼岸をはじめ、初詣や縁日など文化として根付いたものや地域や宗派独自のものなどがあります。
















