お経を写すことで邪念を取り払うことができると言われています。
近年では、心を清めるために写経を習う方も少なくありません。
ここでは、写経の心構えについて解説します。
どのような点に注意すればいいのか、また、写経の形式や書き方まで詳しく解説しますので参考にしてください。
写経を始めるにあたって

写経を始める際には、いくつかの注意点があります。
どんな点に注意すればいいのか確認していきましょう。
字のきれいさにこだわらない
写経は、字のうまい下手は関係ありません。
もちろん筆を使うことに慣れていない方であっても気軽に写経を始めることができます。
写経で大切なのは、筆を正しく持つことや字をきれいに書くということではなく、丁寧に心を込めて書くことです。
心と体を整えてから書く
写経をする際には、まず初めに仏壇に手を合わせて心を整えます。
ゆっくりと目を閉じて心を落ち着かせるだけでなく書写する経文を唱えることや線香をあげても良いでしょう。
また、姿勢を整え気持ちを集中するなど、心身を整えることも写経を始める前に心がけたいマナーです。
手本を写す
写経に慣れないうちは、手本をゆっくりと写すことから始めてみると良いでしょう。
もちろん手本をコピーしてもかまいません。
特に初心者は、コピーした手本を料紙の下に置いて真似ることで誤字や脱字を防げるだけでなく字の大きさを揃える練習ができるのでおすすめです。
写経の字体や形式
写経の形式や書き方を知っておくと正しい方法で写経を行うことができます。
ここからは、写経の字体や形式の注意点について確認していきましょう。
字体
写経の見本を見てみるとこれまでに見慣れない字体を目にするかもしれませんが、写経では、そのまま見本通り書き写しても普段使用している字体で書いても問題はありません。
形式
料紙に罫線があるものは、空きの少ないほうを上にして写経します。
空きを比べてやや広く空いているほうが下になるのです。
書き始めは、1行開けて次に経典の題を書きます。
さらに、本文を書くことが写経の正しい流れです。
基本的に写経では、1行に17字を書くことが正しい書き方です。
すべての本文を書き写したら…
本文を書き終わったら1行あけ、書写した日時や氏名を書きます。
日時や氏名の書き方に特に決まったルールはありません。
さらに、名前の下に「敬写」「謹写」と書きます。
最も丁寧な書き方は、「斎沐敬写」です。
また、願文を入れる時には、本文から1行開けて入れ日時や氏名も忘れずに入れるようにしましょう。
間違ってしまった時は?
脱字や誤字があり間違ってしまった時には、正しい方法で訂正すれば問題ありません。
脱字の場合は、間違った部分に小さい丸を書き、その右側に訂正します。
さらに、行末に本文と同じ大きさで間違った字を書いておきましょう。
誤字の場合は、間違った部分の左側に点を書き、その右側に正しい字を書きます。
写経を終える時には

写経が終わった際には、仏に感謝しましょう。
写経は、粗末に扱うことがないよう大切に保管しておくことが大切です。
まとめ
写経は、事前の心構えや正しい書き方など知っておきたいマナーが数多くあります。
たとえば、字体や書き方のほかにも万が一、間違ってしまった時の対処法を知っておくと正しいマナーに沿って写経に取り組むことができるでしょう。
















