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真言宗の教え・経典
地獄に落ちるとどうなる?地獄の種類や待ち受ける苦痛について紹介

地獄は、仏教では、㮈落迦(ならか)や泥犂(ないり)とも呼ばれている死後の世界のことです。
「生前に悪いことをすると死後に地獄へ落ちる」と言われていますが、実は、仏教の考えではほとんどの人が地獄に落ちるとされているのです。
誰もが落ちる可能性がある地獄には、さまざまな種類があります。
本記事では、そんな地獄の種類についてお伝えしていきます。

八大地獄(はちだいじごく)の種類

炎のイメージ

八大地獄は、8つのエリアで構成される地獄のことです。
さまざま地獄の種類があり、生前の罪の重さによって行き先が決定します。
八大地獄は、八熱地獄(はちねつじごく)とも呼ばれています。

等活地獄(とうかつじごく)

等活地獄は、地獄の中では一番苦しみが軽いとされる地獄です。
生前に殺生(せっしょう)の罪を犯した人が落ちる場所とされています。

黒縄地獄(こくじょうじごく)

黒縄地獄は、殺生や窃盗の罪を犯した人が落ちる地獄です。
ここへ落ちると、熱した縄状の鉄を身体に巻き付けて焼かれることや刃物で切り刻まれる、大釜で煮られるといった苦しみが待っています。

衆合地獄(しゅごうじごく)

衆合地獄は、殺生や盗みのほかに、浮気や不倫などの罪を犯した人が落ちる地獄です。
巨大な臼の中へ入れられて餅つきのようにつぶされることや鉄の山に打ち付けられるといった苦しみを味わう場所です。

叫喚地獄(きょうかんじごく)

叫喚地獄は、殺生や盗みや邪淫(じゃいん)の罪のほかに、飲酒をした人が落ちる地獄です。
ここに落ちたら、大鍋の中でぐつぐつ煮られる場合や皮を剥いで食べられるといった苦しみを受け続けることになります。

大叫喚地獄(だいきょうかんじごく)

大叫喚地獄は、殺生や盗みや邪淫や飲酒に加えて、嘘をついた人が落ちる地獄です。
釜ゆでにされることや熱した針で刺しぬかれるなど、泣き叫ぶような苦痛が待っています。

灼熱地獄(しゃくねつじごく)

灼熱地獄は、殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語のほかに、邪見(じゃけん)の罪を犯した人が落ちる地獄です。
串刺しにされることや熱い炎で火あぶりにされるといった苦痛が永遠に続く恐ろしい場所です。

大焦熱地獄(だいしょうねつじごく)

渦を巻いた赤と青の炎

大焦熱地獄は、殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、邪見に加えて、強姦を犯した人が落ちる地獄です。
炎の刀で皮膚を剥ぎ取られることや炎で身体を焼かれるといった苦痛にもだえ苦しむことになります。

阿鼻地獄(あびじごく)/無間地獄(むけんじごく)

阿鼻地獄は、地獄の世界では最も深い場所にあります。
無間地獄(むけんじごく)とも呼ばれています。
肉親の殺害などの重い罪を犯した人が落ちる地獄です。
落ちるまでに2000年もかかると言われており、この地獄へ落ちたら、ほかの地獄の何千倍もの辛い苦痛を受けることになります。

まとめ

このように、地獄にはいろいろな種類があり、待ち受ける苦痛のレベルもさまざまです。
最も恐ろしいとされる阿鼻地獄は、そこへ落ちるまでに2000年もの年月がかかります。
強姦や殺人などといった重い罪を犯すほど、より厳しい苦痛が待つ地獄へ落ちるシステムとなっています。
興味を持った方は地獄についていろいろと調べてみると良いでしょう。

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