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真言宗の教え・経典
仏教用語の紹介

仏教には、「阿羅漢」、「加持祈祷」などといったようにいろいろな用語があります。
実は、私たちが口にしている「因果」や「縁起」などの言葉も、もともとは仏教用語なのです。
仏教用語の意味がわかれば、仏教への理解がより深まるキッカケとなることでしょう。
そこで、本記事ではぜひとも覚えておきたい仏教用語をいくつかお伝えしていきます。

阿羅漢(あらかん)

サンスクリット語の「Arhan(アルハン)」の音写語です。
供養を受けるに値する人を意味しています。
小乗仏教では悟りに達した聖者のことを指します。
仏弟子の最高位となり、これ以上は学ぶことがないことから、「無学」とも言います。

 因果(いんが)

考える男女のイメージ

物事を生じ起こす原因とその結果のことを意味する仏教用語です。
現在の行い(因)が明日を決定する(果)という仏教の教えのことです。

回向(えこう)

サンスクリット語のパリナーマの訳です。
自分が得た利益を他者にも与えることで良い結果をもたらすことを意味しています。
仏事法要では、僧侶が読経することや仏の名を唱えるなどして得た功徳を故人へ回し向けて、死者の成仏を願うために行われます。

縁起(えんぎ)

因縁生起の省略形です。
主な原因と間接条件である円によって生じたものを意味する仏教用語です。
すべてのことは相互に依存しながら存在しており、単独で存在するものはないということを示しています。

往生(おうじょう)

死後に、「極楽浄土」(ごくらくじょうど)、「兜率天」(とそつてん)、「瑠璃光浄土」(るりこうじょうど)などへ生まれ変わることを意味する仏教用語です。
臨終の場で正しい信仰を持てない状態を「往生際が悪い」と言います。
そこから転じて諦めが悪いことの意味で用いられるようになりました。

戒律(かいりつ)

規律を守ろうとする心の動きを意味する「戒」と、「罰則を含む対立的な規範を意味する律」を合わせた言葉です。
修行者の生活規律のことを意味しています。

加持祈祷(かじきとう)

加持は「所持」や「護念」、祈祷は加持の状態へ自分を導き入れることを意味する言葉です。
密教の行者が即身成仏を目指して行う修行のことを加持祈祷と言います。

渇愛(かつあい)

胸に手を当てる女性

サンスクリット語では、「トゥリシュナー」と言います。
身体的、および、精神的な渇きや欲望などを意味する言葉です。
仏教では愛することは欲望や執着と考えて、「愛してはならない」という教えがあります。
愛することよりも、「慈愛」が重んじられているのです。

苦(く)

苦は、不安定や困難な状態を意味する言葉です。
仏教では、この世は「四苦八苦」と言われています。
釈尊は、苦から逃れる方法を追求するために出家し、修行を積みました。
そして「人生は苦なり」と説いたのです。

空(くう)

サンスクリット語では「シューニャ」と言います。
数字のゼロを意味する言葉です。

供養(くよう)

サンスクリット語では、「プージャー」と言います。
もともとは尊敬や敬意を意味する言葉です。
修行僧に対して、食事を捧げることを供養と呼んでいましたが、次第に仏に対してお供え物を添えることや霊を祀ることを意味するようになりました。

解脱(げだつ)

サンスクリット語の「ヴィモークシャ」の訳であり、自由な境地に入ることを意味しています。
インドでは、この解脱の考え方は、仏教が生まれる前から存在していました。

業(ごう)

手を合わせる女性たち

サンスクリット語の「カルマン」の訳であり、「行為」を意味する言葉です。
因果の道理で善悪や苦楽の果報を受ける仏教の思想を意味しています。
一日一日を大切にして、良い習慣をつけるという仏教の教えのことです。

極楽(ごくらく)

サンスクリット語の「スカーヴァッティー」の訳であり、阿弥陀仏の浄土のことを意味しています。
浄土宗では、念仏を唱えることで極楽世界に生まれることができると考えられています。
禅宗では、浄土は心の中にあると考えます。

まとめ

ここまで仏教用語についてお伝えしてきました。
仏教用語というと難しく感じてしまうかもしれませんが、実は私たちの生活にも深く入り込み、日常的に使用している仏教用語も少なくないのです。
仏教用語に興味を持った方はいろいろと調べてみてはいかがでしょうか。

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